糞警察に起こされる。
2回も!
しかも2回目起こされた時
「もういい加減にしてくれよ、連絡とってもう二度と起こさないようにしてくれよ」
って言ったら
「いやいや、また他のものが来るかもしれないのでその時はご協力ください」
とかぬかしやがった。
これを期に、寝るときは録音機と窓ガラスに警告文の提示をすることに決めた。
で、
寝不足になってまで見た景色がコレ。
なかなかでしょ。
砂浜まで出てみる。
まだ夜明け前。風車の点滅灯が印象に残っている。
風強すぎ。寒い。
東の空はこんな感じ。
雲に遮られて日の出は見えない。
…
それでも、太陽が雲から顔を出せばこのとおり。
波を黄金色に輝かせる。
朝日と海の組み合わせは最適。
日は昇った。
黄昏の時間は終わり。
三保の松原へ。
R150は美保に近づくと海沿いの道となる。
視界から消えるまで真っ直ぐの道、浪漫ですね。
三保にやってきた。
いつもながら気持ちの良い所だ。
こんなところを毎日ジョギングできたら、さぞ楽しいだろうなぁ。
去年にもまして弱々しい、天女が羽衣をかけたという松。
富士が大きく見える。
ここからなら朝焼けの富士も見えるだろう。
来年の朝はここで迎えるべきなのか…
でも富士を見るなら富士五湖がベストだし、悩むところではある。
東名高速道路へ乗り、伊豆の西岸へ向かう。
途中に藤川SAで一休み。
このSAからは富士山が展望できる。
他にちょっとした公園や展望台がある。
(展望台といっても、目の前に電柱と工事現場があり、写真に写り込んでしまう)
寝る場所はSAじゃなきゃ嫌だ、という人は、ここに寝れば一応朝焼けの富士山を
拝むことができるだろう。
弁当500円。肉が入っていない弁当を探すのに苦戦した。
レストランもあったのだが、ほとんどが1000円オーバーのメニューという、
那須高原SAバリの価格だったので回避。
東名高速を降りて、市街地を突っ切って伊豆へ向かうのだが、
沼津駅周辺が大渋滞。しかしここは不可避なのでしょうがない。
できれば日光有料道路みたいな観光用道路を作って欲しいが、伊豆
西岸は観光化されていないので厳しいだろう。
西岸の道路は細くクネっていて、対向車に注意。
初めの目的地である大瀬崎灯台に着くが、有料駐車場…
道中も有料駐車場が目立った。貧乏旅行者にはやさしくないところなのかもしれない。
というわけで、もう少し南下して煌めきの丘成るところへやってきた。
ここが西岸の岬めぐりのスタート地点。
木道の階段が設置してあり、下まで降りれるようになっている。
階段周辺には河津桜。そして足元には菜の花畑。
あとなんだか汚い沼もある。
雲がかかってきて富士山も見えなくなってしまった。
絶景スポットというより、一休みスポットだね。
少し走ったところにある展望スポット。
湾になっていて、たくさんの小型漁船が待機している。
また半島の先っちょには神社がある。
名前の通り、夕日が期待できそうなポイントだが、まだだいぶ時間があるので先に進む。
また少し南下。ここらへんはビュースポットの連続だ。
なんとも浪漫を感じる名前ではないか。
岬からの展望は障害物がなくて良好。
駐車場から少し歩いた岩礁へ降りれる。
岩礁からの旅人岬。
うむ。まさに旅人がにあう岬だね。
まぁ岬なんてどこでも旅人が似合いそうなもんだけど、それは言わない約束。
出たー 童貞殺しスポット。
有名観光地には必ずあるカップルスポット。
普通は二人で鳴らす鐘があるぐらいなんだけど、ここはなかなか強烈ですな。
正直、寄るべきかどうか悩んだけど、せっかく来たんだから寄らなきゃね。
駐車場も広く、売店もあり、菜の花畑では花が咲き乱れている。
さらにここらへんから道路が広くなりかなり走りやすい。
旅人岬と扱いが違いますね。
さて、肝心の岬までは少し歩く。
道中の桔梗の花が綺麗に咲いていた。
…水平線が見える。
展望台はきっちり高台になっている。
そして訪れる客が多い。
殆どの客は、東側から回って、この岬を見て内陸部にもどるのだろう。
恋人岬と旅人岬が、旅行と一人旅の分かれ目なのかもしれない。
夕日が岩肌にあたり、黄金のように輝くという夕焼けスポット。
ここで夕日を拝むつもりだったが、岬までのトンネルが工事中で通行禁止。
いまから夕日を見るとなると、伊豆尖端の石廊岬まですすむか、夕映えの丘までもどるかの
二択となる。
どうせ明日の夕方には伊豆尖端までいくので、めんどくさいが道をもどり夕焼け岬へ。
やっと戻ってきた。
強い西日を浴びる湾。
やがて落日。
今日はそれほど風はない。
バイクの一団も夕日を眺めていたが、寒さ故か早々に撤退していった。
いつも思うのだが、バイク野郎どもはこれからどうするのであろうか。
旅館に泊まるのか、今から寒い中走り通しトンキンまで変えるのだろうか。
ライダーハウスもここらへんにはないだろうに。
落日。
色づいていく太陽と、ただそのままに照り返す海を見つめていると、
いつもながらなんともいえない気分になる。
北海道ほどではないが、虚無感に包まれる。
そしていろいろな思考が頭をめぐった挙句
「オッサン一人でこんなところまできて俺は何をやっているんだろう?」
というごく当たり前の疑問が浮かんでくる。
その疑問は、未だ解決されることはないまま、旅を続けている。
夕日を見終え、温泉に入るため漁村に降りたが、失敗した。
見てくれこの素晴らしい景色を。
湾の漁港から半島をバックに撮ったものだ。
もう暗くなりかけていて、無理やり感度を上げてとった写真なのでインチキ写真になってしまったが
、本当の夕暮れ時なら素晴らしい景観を見せてくれただろう。
こんなスポット、ツーリングマップルにもネットにも乗っかってなかったぞ。
ということは初のマイスポットということになるのかな?
来年も是非訪れたい。
肝心の温泉探し。
予定では壱の湯か馬場温泉に入る予定だったが、
閉まっていた。
ネット情報だと夜までやっているはずなのだが。
で、代わりの風呂は無い。ツーリングマップルには
他の近場の温泉は記載されていない。
こういう場合のあがき方は、カーナビとスマホに頼ることである。
カーナビで近場の温泉を引いて、スマホで営業時間をチェックする。
一件だけあった。マルトという、ホテルというか旅館の温泉。
内湯1外湯1で1000円。お湯は無色無臭。内湯は熱い。
客が少ないのでのんびり1時間ほど浸かった。
伊豆西岸がいかに観光地として見られていないかよくわかる。
夜は大型コンビニの駐車場で入眠。